経営戦略,マーケティング,IT活用のトータルコンサルタント アオヌマ経営情報研究所 青沼泰彦
経営用語集【4Pと4C】
4Pと4C
製品(Product),価格(Price),プロモーション(Promotion),および経路(Place)という4つの要素の組み合わせ(マーケティング・ミックス).
J.マッカーシーが1960年に著書Basic Marketing: A Managerial Approach(邦訳は『ベーシック・マーケティング』1978年)で最初に提唱.
- 製品(Product)
製品の開発・製造・販売にあたっては,顧客のどのようなニーズを満たしたいのか,競合製品に対する優位性や特徴は何かといった,製品コンセプトの検討
- 価格(Price)
価格設定にあたっては,企業の目標や,製造・販売コストや,購買者が感じる価値など,いくつかの要素を考慮しなければならない
- プロモーション(Promotion)
広告や販売促進など,製品について顧客に知らせる様々なコミュニケーションの手法
- 経路(Place)
製品やサービスを顧客が便利で手に届くような場所で利用できるようにするための場所や経路
近年は顧客の視点に立った考え方として「4C」が重視されている(R.ラウターボーンが提唱).
- 顧客価値(Customer value)
顧客の問題解決や感動につながる新たな提案,製品やサービスとブランドイメージなどから受け取る満足感など,顧客にとって価値あるもの提供すること
- 顧客コスト(Customer cost)
商品の選択から購入,使用,廃棄までの金銭的・時間的・心理的な負担が少ないこと
- 利便性(Convenience)
入手しやすさなど,顧客の利便性が高いこと
- コミュニケーション(Communication)
企業と顧客の双方向のコミュニケーションが円滑であること
4Pが販売者の視点であるのに対し,4Cは購買者の視点に立った考え方といえる