経営用語集【業種と業態】
企業をその活動内容によって分類する際には,「業種」と「業態」による分類方法がある.
【業種】
業種とは,企業などが主に提供している製品やサービスにより分類したもの.
日本標準産業分類に基づき,分類するのが基本となっている.
【業態】
「業態」とは,同じ業種であっても異なる営業形態のこと.
顧客セグメント,製品やサービス,提供方法の特徴(独自性や出色性)により定義される.
流通業の例では,業種分類では同じ「小売業」に属していても、店舗の規模や構造,商品,販売方法などの違いによって,多様な業態が存在する.
商業統計調査では、小売業の業態を次のように分類している(業態別統計表).
近年は,企業の新分野進出や事業の多角化により,既存の業種・業態にとらわれない新たな事業形態が続々と誕生している.