経営戦略,マーケティング,IT活用のトータルコンサルタント アオヌマ経営情報研究所 青沼泰彦
経営用語集【情報化投資】
情報化投資の現状と妥当な投資額の範囲
コンピュータ情付属装置,電気通信機器,ソフトウェアなど,情報通信資本財に対する投資.
【情報化投資の動向】
2022年の我が国の民間企業による情報化投資は、2015年価格で15.8兆円(前年比0.4%増)
情報化投資の種類別では、ソフトウェア(受託開発及びパッケージソフト)が9.7兆円となり、全体の6割近くを占めている
民間企業設備投資に占める情報化投資比率は17.9%(前年差0.2ポイント減)
【情報化投資の規模(IT予算比率)】
日本情報システム・ユーザー協会では,売上高に占める IT 予算の比率を調査している.
23年度の結果によると,単純平均値は2.18%で22年度より0.06ポイント上昇、トリム平均(※1)は1.30%で 0.05 ポイント上昇
業種別トリム平均値は
- 建築・土木 0.87
- 基礎素材型製造 0.87
- 加工組立型製造 1.15
- 卸売 0.97
- 小売・外食 1.17
- 金融・保険 6.32
- 社会インフラ 1.61
- 運輸・倉庫・不動産 1.38
- サービス 2.06
【情報化投資を成功に導くためのポイント】
- 企業の経営戦略と方向性の合った投資か
- 業種特性や収益性から判断して適正な範囲か
- 投資を活かす人材育成を考慮しているか
- 開発や導入の委託先は妥当か
出典:令和6年版 情報通信白書