経営用語集【RFM分析】
• Recency(最終購買日)…一番最近購入したのはいつか
• Frequency(購買頻度)…一定の期間に何回購入したか
• Monetary(購買総額)…一定の期間にいくら購入したか
【分析方法】
(1)購買履歴のデータをもとに,顧客別のR・F・Mを集計する.
(2)R・F・Mの数値を,5段階で指標化する.業種・業態により基準は異なる.
(3)R・F・Mを行列とする表を作成し,顧客を位置づける
【活用方法】
・顧客の購買行動やパターンの分析
・購買行動に応じた最適な販売促進策の検討
・優良顧客への利益還元や休眠顧客の掘り起こし
顧客別の購入履歴データを準備する(顧客名,購入日,購入金額)
①Mの集計
データ表をエクセルのピボットテーブルで集計する
表内をクリック
メニューの“挿入”タブの“ピボットテーブル”をクリック
データ範囲を確認する
“新規ワークシート”を選択して,OKをクリック
ピボットテーブルの“行フィールド”に「顧客名」を指定
“値フィールド”に「購入金額」を指定
“値フィールド”の▼から,“値フィールドの設定”をクリック
“値フィールドの集計”から,「合計」を設定,OKをクリック
行フィールドと値フィードをダブルクリックし名前を変更する
Sheet(n)の名前を“M”に変更する
② Fの集計 データ表をエクセルのピボットテーブルで集計する
表内をクリック
メニューの“挿入”タブの“ピボットテーブル”をクリック
データ範囲を確認する
“新規ワークシート”を選択して,OKをクリック
ピボットテーブルの“行フィールド”に「顧客名」を指定
“値フィールド”に「日付」を指定
“値フィールド”の▼から,“値フィールドの設定”をクリック
“値フィールドの集計”で,「個数」を設定,OKをクリック
行フィールドと値フィードをダブルクリックし名前を変更する
Sheet(n)の名前を“F”に変更する
③ Rの集計
データ表をエクセルのピボットテーブルで集計する
表内をクリック
メニューの“挿入”タブの“ピボットテーブル”をクリック
データ範囲を確認する “新規ワークシート”を選択して,OKをクリック
ピボットテーブルの“行フィールド”に「顧客名」を指定
“値フィールド”に「日付」を指定
“値フィールド”の▼から,“値フィールドの設定”をクリック
“値フィールドの集計”で,「最大」を設定,OKをクリック
行フィールドと値フィードをダブルクリックし名前を変更する
Sheet(n)の名前を“R”に変更する
5段階でランク付けするための基準を作る
業種・業態・事業規模,データの分布等により,基準は異なる
商品・サービスの平均的な購入サイクルを考慮して設定するのが基本
指標の例:食品スーパーマーケット等
R・F・Mの各集計結果を一つの表にまとめる
R・F・Mランクをまとめた表から,RとM,またはRとFのクロス集計表を作成する
一般的に,Rは次回購買確率に最も大きく影響するため,表に必ず含める
R・F・Mのまとめ表をピボットテーブル機能で加工する
表内をクリック
メニューの“挿入”タブの“ピボットテーブル”をクリック
データ範囲を確認する
“新規ワークシート”を選択して,OKをクリック
“行フィールド”に「R」を指定
“列フィールド”に「M」(またはF)を指定
“値フィールド”に「顧客名」を指定
“値フィールド”の▼から,“値フィールドの設定”をクリック
集計で“個数”を選択
行ラベル,列ラベルの▼をクリックし,降順で並べ替える
行ラベルを「R」に,列ラベルを「M(またはF)」に変更する
RFMの3指標を一つの表にするには,列フィールドにFとMの二つを設定する
(2003以前のバージョンや古いMac用では1904日付システムの場合があり,混在に注意)